2012年12月13日木曜日

SHOWstudio


先日、シンガポールで行われたSHOWstudioの撮影のヘアを担当させていただきました。
みなさん、SHOWstudioというサイトはご存知でしょうか?
SHOWstudioとはイギリス出身のフォトグラファーのニック.ナイトが立ち上げたウェブサイト。
ニック.ナイトは『Vogue』や『I-D Magazine』などのハイファッション誌をはじめ、
世界中のセレブリティやモデルとのフォトセッションを精力的に行っている、
ファッション業界で最も影響力のあるフォトグラファーの一人である。


今回はSHOWstudioが手掛ける、アジアのファッションデザイナー6人を取り上げた動画の撮影。
撮影は3日間あり、1日目と3日目を僕が担当させていただき、
2日目は日本からCHANELのショーの為に来られていたNicole.の西村さんが担当されました。
さすがにニック.ナイトとはお仕事出来ませんでしたが、
さすがと思わせる構成、アイデアが多く、
さらに写真ではなく、動画撮影ということもありたくさんの学びのあるお仕事でした。

SHOWstudioの担当者からは事前には何も伝えられず、撮影当日に撮影のイメージとブランドイメージ、
モデルが着用する衣装を伝えられるだけで、あとはヘアーはお任せ。
決められたスタイルをつくるのではなく、自由にヘアー作れるワクワク感と同時に
その場の直感で相手のイメージをくみ取り、
それを高いクオリティですぐさま形におこさなければいけないという緊張感。
イメージを形にするためにどういった行程でいくのか、頭と両手をフルに動かします。


そして僕が1日目につくったヘアーがこれ。
20年代というキーワードと担当者と話し合った中から拾ったキーワードから
フィンガーウェーブを使ったスタイルにしました。
動画の撮影でモデルも動くため動いてもきまる、どの角度から見てもキレイなシルエットを意識しました。

担当者にも気に入ってもらい、"amazing hair!! Magic hands!!"と言って頂きました。




そして3日目の撮影。
担当者からは1日目のスタイルがとても良かったので、同じような世界でヘアーをつくってほしいと。
しかし、モデルもブランドも違う。
どのように同じ世界観の中で変化をつけるか、
どこにポイントをおくのか。



モデルさんはかなりショートヘアーで、ヘアカラーの根元が伸びきったブリーチ毛。
根元と毛先のカラーのコントラストを強調させた方がおもしろいと、
ジェルでタイトに張り付くようにカールをつくり、
黒の根元に金髪のカールが乗っかるように。
今回の撮影では影をモデルに重ねながらの映像だったので、
モデルのヘアーが影に写ったときのシルエットにどこかおもしろみを持たせたいと
前髪と後ろに遊ぶ毛を残しました。




いかがでしょうか?

僕なりに撮影の邪魔をしないように横からカメラを向けて撮った写真をこのブログにアップしてるのですが、
これがSHOWstudioの手に掛かり、映像として完成するとモデルはどう映るのか。
今から動画の完成が楽しみで仕方ありません!

12月中にはサイトにアップされるとのこと。
みなさんも良かったらチェックしてみて下さいね!



SHOWstudio

http://showstudio.com/

2012年12月5日水曜日

wedding


先日、僕がシンガポールに来てすぐの時からずっとお世話になっている、
大切な2人のwedding lunch partyがありました。
outram park 時代の最初のKIZUKIの内装デザインをしてくれたselwyn、
カットチェアーがお店のオープンに間に合わず、急遽借りてきたイスがあまりにカラフルすぎて
かっこ悪すぎるということでイスのカバーを手縫いで一緒に作ってくれたgrace、
そんな時からずっとKIZUKIと関わってくれている2人
ずっとお客様として髪を担当させて頂いてる。
2人とも素晴らしいデザイナー、
2人とも本当にあたたかい。
お似合いの2人。

本当におめでとう。
2人のweddingにヘアとして関われたこと、本当に嬉しく思います。